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「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●隠れ心不全

「隠れ心不全」を見つけて重症化をストップ!  

ダンディズム 2026.10.02

 進行すると死に至ることもある心不全。しかし隠れ心不全と言われる段階で治療を行えば進行を大幅に遅らせることができる。 そのためには症状がなくても検査を行い、自分の心臓の状態を詳しく把握しておくことが大切だ。

厚生労働省の人口動態統計(令和6年)によると、日本人の死因の1位はガンで2位は心疾患。そしてその約4割を占めるのが心不全で、入院した人の死亡率は5年で50%と非常に高い。
 心不全の初期症状には階段や坂道を上る時に息切れしやすくなる、少し動いただけで強い疲労感や倦怠感を覚える、不意に動悸がする、脈が飛ぶような感覚がある、夕方になると足がむくむなどがある。
これはポンプの働きをする心臓の働きが損なわれるためで、高血圧、心筋症、心筋梗塞、弁膜症、不整脈などが原因。急性のものでなければ進行は緩やかなため中高年は年齢のせいと思いがちだ。
しかしこれらの症状がある段階で心不全は進行しており治療が困難になるケースも多いという。 心不全の進行には4段階あり
  1. 高血圧、糖尿病、慢性腎臓病などの基礎疾患はあるが心疾患はない「リスクあり」
  2. 何らかの心疾患はあるが症状はない「前心不全」
  3. 息切れや強い倦怠感、むくみなどの自覚症状が持続・進行する「症候性心不全」
  4. 確立された標準的治療を行っても症状が治まらない「治療抵抗性心不全」へと進行する
このうち隠れ心不全と呼ばれる状態は①と②の自覚症状のない段階で、ここで治療を始めることが進行を遅らせる重要なカギとなるのだ。 隠れ心不全を見つけるにはレントゲン、心電図、心エコー検査などがあるが、重要なのが「NT-proBNP値」を調べる血液検査。「NT-proBNP値」は心臓に負担がかかると増えるホルモンで数値が高いと心不全が疑われる。
実はこの血液検査はすでに保険適用されていて、自己負担額は3割負担でも400円程度。認知度は低いがある程度の年齢になったら自覚症状がなくても受けておきたい検査だ。
今年の9月には「iPS心筋シートの実用化」という明るいニュースも飛び込んできたが、この最先端医療も心不全の原因や重症度などによって対応できないケースも多い。まずは隠れ心不全の段階で適切な治療を受けることがとても重要なのだ。
もちろん早期発見して治療することでその後の経済的負担にも大きな差が生まれることも認識しておきたい。






   

 

 

 

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