Self-improvement 自分磨き
「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●骨卒中
危険度は脳卒中レベル!?専門家が警鐘を鳴らす「骨卒中」とは?
ダンディズム 2025.05.03
「卒中」とは突然発症する病のことで、脳の血管が詰まったり破れたりして組織を損傷する脳卒中がよく知られている。 一方「骨(こつ)卒中」は高齢者に生じる大腿骨や背骨の骨折を指す言葉で、命にかかわる疾患であることからそう名付けられた。
高齢者の骨折原因の多くが知らない間に進行している骨粗しょう症によるもの。加齢で骨密度が低くなると、少し重いものを持ったり尻もちをついたりするだけで簡単に骨折してしまうのだ。
しかも一度骨折すると運動不足になるために筋力が低下。骨にかかる負担がさらに増えて「骨折の連鎖」につながるという。
そして骨卒中の「大腿骨近位部骨折(ふとももの骨の付け根で起こる骨折)」や「脊椎圧迫骨折(せぼねの骨折)」にまで至った場合、元気で歩いていた人も杖や車いすが手放せなくなり、そのまま寝たきりになるケースも多い。
65歳以上の高齢者が大腿骨近位部骨折で寝たきりになると、5年後の生存率が63%まで低下。さらに5人に1人は1年以内に死亡することもわかっている。全部位のガンの5年生存率でも68.9%なので、骨卒中の予後はこれよりも悪い。
これらの骨折は高齢者にとって極めてリスクが高いことから専門家はあえて「骨卒中」と呼び、骨粗しょう症の早期発見を呼び掛けている。
骨粗しょう症は女性に多いと思われがちだが、男女関係なく50~60歳代から徐々に始まっている。ある程度の年齢になったら整形外科などで骨量を測ってもらい、骨粗しょう症と診断された時は速やかに投薬治療を始めることが肝心だ。
加齢による骨粗しょう症は、骨を溶かす速度が速まるのに骨を作る速度が遅くなることで起こるのだが、治療薬にはこれらを改善して骨密度の低下を抑える効果がある。 最近では経口薬以外に月一回、年一回の注射で効果を期待できるものも登場するなど選択肢も広がっている。
さらにカルシウムの多い食品をとる、毎日こまめに運動して骨に負荷をかける、適度な日光浴でビタミンDを補充するなどで骨密度を高めておきたい。
専門家によると骨粗しょう症を放置した状態で骨折すると、たとえそれが手首であっても骨折の連鎖につながりやすいという。
骨卒中の予防もまた健康寿命の延長に深く関わっているのだ。
しかも一度骨折すると運動不足になるために筋力が低下。骨にかかる負担がさらに増えて「骨折の連鎖」につながるという。
そして骨卒中の「大腿骨近位部骨折(ふとももの骨の付け根で起こる骨折)」や「脊椎圧迫骨折(せぼねの骨折)」にまで至った場合、元気で歩いていた人も杖や車いすが手放せなくなり、そのまま寝たきりになるケースも多い。
65歳以上の高齢者が大腿骨近位部骨折で寝たきりになると、5年後の生存率が63%まで低下。さらに5人に1人は1年以内に死亡することもわかっている。全部位のガンの5年生存率でも68.9%なので、骨卒中の予後はこれよりも悪い。
これらの骨折は高齢者にとって極めてリスクが高いことから専門家はあえて「骨卒中」と呼び、骨粗しょう症の早期発見を呼び掛けている。
骨粗しょう症は女性に多いと思われがちだが、男女関係なく50~60歳代から徐々に始まっている。ある程度の年齢になったら整形外科などで骨量を測ってもらい、骨粗しょう症と診断された時は速やかに投薬治療を始めることが肝心だ。
加齢による骨粗しょう症は、骨を溶かす速度が速まるのに骨を作る速度が遅くなることで起こるのだが、治療薬にはこれらを改善して骨密度の低下を抑える効果がある。 最近では経口薬以外に月一回、年一回の注射で効果を期待できるものも登場するなど選択肢も広がっている。
さらにカルシウムの多い食品をとる、毎日こまめに運動して骨に負荷をかける、適度な日光浴でビタミンDを補充するなどで骨密度を高めておきたい。
専門家によると骨粗しょう症を放置した状態で骨折すると、たとえそれが手首であっても骨折の連鎖につながりやすいという。
骨卒中の予防もまた健康寿命の延長に深く関わっているのだ。
