Feature 特集
冬スタイル提案
ゆとりを生み出す冬のコーディネイト術
2018.11.15
冬は暖かで軽やかにシーンに合わせておしゃれを楽しみませんか?
旬なカラーやシルエット、キチンと感を保った程よい「抜け感」など大人ならではのリラックスコーディネイトに挑戦しましょう。
1.上質感と大人色に心惹かれるイージー・エレガンス
誰でも簡単に組み合わせるだけで旬のエレガンススタイルが完成。冬のおしゃれを高めるコートは「薄手で軽く暖かい」ものが鍵です。空気を含ませながら織り上げた肩が凝らないエアリーウールが特徴です。大き目の襟とフォルムシルエットが特徴のコートは、襟抜きで着る事でバックスタイルに丸みが溜り抜け感のある着こなしも楽しめます。ウエストのベルトは結んで全体シルエットのメリハリを見せましょう。今年はくるぶし丈のロングタイプで痩身効果も狙えます。インナーには顔映えする柔らかタッチのカシミヤニットでハイネック、ケーブル編みを選び高見えを目指します。ボトムスにはフローラルなプリントスカートを合わせて、女性らしい印象と冬の暗めコーデを一変させます。色数を決めて、淡めのサックス、イエロー、ピンクをグレイと合わせて、程よい華やぎをプラスするとそれだけで外に出かけたくなります。イベントの多い季節に是非トライしてみましょう。
注)襟抜き=着物の着付けで、襟の後ろの部分を引き、うなじが見えるようにすることを「襟(衿)を抜く」といいます。 着用目的や体型、好みで引き加減が変わります。襟足をすっきり見せるのが美しい装いのひとつとなりシャツを始めコートにもデザインが浸透しています。
2.大自然に触れて、心に潤いと癒しを添えるアウトドアスタイル
木々の葉が少なくなり、澄んだ空気と自然にたたずむ野鳥などを楽しめる季節です。連休が続くのでトレッキングやキャンプへ出かけるなどのアクティビティイベントも増えて趣味に没頭できる動きやすい着こなしがしたくなります。必要なものだけ、無駄なく機能性もあるものを揃えたいのが一番です。アウターには保温と防風機能のあるボアフリースのブルゾンを選びます。気温差に対応できてほっこりとした素材感でも着膨れして見えない軽さがお勧めです。インナーには起毛素材のチェック柄の山シャツが活躍します。体温調整、着こなしのアクセントにもなります。ボトムスにはトレキングレギンスと中綿キルトのスカートで敵となる「冷え」から守ります。スカートは暖かいだけでなくストレッチがあり、濡れや湿気に強いものが良いです。トレッキングシューズやポールを使用して万全な山歩きを満喫しましょう。
3.公園ママに習う、今旬ゆるカジュレイヤリング
日々を忙しく過ごすママのおしゃれは女性らしく、今っぽさを逃さずが基本です。動きやすいけど最旬のレイヤリングを取り入れるのは欠かせません。ゆったりとしたロング丈ニットワンピースに同素材のレギンスを合わせてこっそり暖かさを得る着こなしは人気です。ただ組み合わせるだけでなくシルエットの分量やIラインで縦長に見せるのがテクニックです。首回りにボリュームのネックウォーマーは小顔効果を生み、グレイッシュトーンでまとめると面積が大きく野暮ったく見えるので引き締めネイビーの腰まで隠すダウンベストで整えましょう。年々、親子やペットと参加可能な公園が会場となったフェスティバルが開催されています。題材はエコロジーやハンドメイド、アクティビティなど様々で参加者のファッションにも変動が現れました。淡色のナチュラルコーデ一辺倒から「ちょい差しモードカジュアル」を取り入れたクールでリラックスしたママファッションが注目です。
公園型フェスティバル…都内の大きな公園を会場にバザーやハンドメイドショップ、グルメショップなどが人気を博す。エコロジー、ヘルシー志向を背景にライフスタイルを中心にしたイベントが拡大。SNS普及で誰でも簡単にクリエイターになれることからハンドメイドショップも増加。
ココベイ株式会社
http://www.coco-bay.co.jp/
豊田明日香
イラスト
小林千夏