Feature 特集
晩夏~初秋スタイル
理想のイメージに近づける配色を知っておけば何時でも印象美人に。
2018.08.06
秋色をひとさじ足すだけで、毎日のスタイルを一新する
「美色バランス」テクニックを紹介します。
1.濃淡で統一させた色気が薫るパープルに挑戦
今秋外せない、シックなパープルを着こなしましょう。暑い季節だと寒色系でまとめたくなりますが、パープルは暖色すぎない温かみのある色なので暑苦しくなく秋色を取り入れられます。カラーコーデのお勧めは、淡いグレイ寄りのパープルと深みのあるパープルの濃淡合わせます。柔らかい配色のカーディガンにインナーのワンピースは濃色パープルといったような同一色を使ってメリハリと華やかさを見せるのが新鮮です。室内と外の寒暖の差に一枚重宝するカーディガンは、首周りスッキリのデザインがポイントです。滑らかな光沢ニットも着映えします。ラクして快適な着心地なのに女性らしさは損なわないワンピースはお出かけに使えます。カットソー素材なら肌に張り付く面積も少なく、ウエストマークで綺麗なシルエットに見せることも出来ます。ワントーンで単調な着こなしには、バッグやパンプスでブラックを効かせます。バケツ型バッグやシアーレースのアンクルパンプスが今季は新鮮です。いつものお出かけコーデもワンアップさせて秋の注目グルメスポットやアート、観劇エリアに訪れてみてはいかがでしょうか?
2.ブラウンの重ね技、大人の深みとモダンを纏う
鮮度のあるブラウン系を穏やかに演出する類似トーンのテクニックです。
カーキやキャメル使いを大人ならではのモダンな着こなしで魅力的に見せます。今季はそこに緑味のある淡めのスカイブルーを少量プラスして、シンプルでクールな印象を目指しましょう。暑さ残る日のお出かけシーンには軽くてストレッチ性がある機能重視のコットンジャケットがお勧めです。カラーはカーキを選び、ポケットのワークデザインでカジュアル感を引き出します。淡めのブルーを指したインナートップスには、ドレープ感が少し出る女性らしくて美しいシルエットのクルーネックTシャツが役立ちます。袖はストンと直線のフレンチスリーブで二の腕をカバーします。このような中間色は汗が目立つ為、汗染み軽減加工を選べば悩みも解消します。パンツには美脚に見せる縦ワイドシルエットで決まりです。ウエストはゴム素材、身体のラインを拾わない中肉厚な素材とキャメルカラーでスッキリ履きこなせます。アンクル丈で若々しく颯爽とショッピングを楽しみましょう。ここでもファッション雑貨にトレンドカラーをプラスします。辛味のアクセントにボルドーのクラッチバッグやピーコックグリーンのローファーパンプスを組み合わせるのが若見せの秘訣です。
3.秋の気配を織り込んで、ベイクドカラーで最旬レジャーへ
今季注目の、ベイクドカラーは焼いたような深く落ち着いた色合いのことです。今季はこのベイクドカラーで注目されている、メイプルオレンジがイチオシです。着こなしの主役のカーディガンにメイプルオレンジ、インナーには熟れたベリーパープルのブラウスを、パンツにはベージュを配した着こなしです。濃い色のトップスに対してボトムスは淡めのベージュで明るさの調整をしましょう。少し透け感のあるお尻がすっぽりと隠れるカーディガンはサラサラ肌なじみの良いニット素材で活躍します。インナーに合わせたブラウスはオパール加工とレイヤードデザインで高見えするアイテムです。カーディガンの着丈とチュニック丈の長さ対比が重要です。パンツは美脚に見せる縦ライン強調のピンタックデザインでストレッチが効いて肌にもピタッと密着しないスティックパンツが好相性です。ロング×ロングの縦長シルエットで体系もカバー、移動も苦にならないアクティブ意識のスタイリングです。足元に人気のコンフォートスニーカーを合わせカジュアルダウンさせます。今季は歩きやすさプラス美脚見えのインヒールソールに注目です。首回りは寂しいので、多連のビーズネックレスやストールを合わせます。スタイルが決まったら、「今年はどこに行こうか」と心ときめくトラベルシーンが待っています。
ベイクド=Baked 焼いたような深みとくすみのシックなカラーが今年は人気。
メイプルオレンジ=茶色寄りのオレンジ、モミジ
ココベイ株式会社
http://www.coco-bay.co.jp/
豊田明日香
イラスト
小林千夏