その土地ならではの“体験の旅”｢ニューツーリズム｣でディープな日本を新発見！

多美・旅 2019.08.02

これまでの旅行は名所を巡る観光が主流だったが、近年、体験型や地域の方と交流できる｢ニューツーリズム｣が注目されている。最近は訪日外国人を地方に呼び込むための手段としても注目されているが、日本人が楽しめるコンテンツも多い。

観光庁が体験型や交流型旅行のニーズの高まりに着目して始めたのがニューツーリズムへの支援。平成28年度からは｢テーマ別観光による地方誘客事業｣として、日本各地に眠っている観光資源を活用した地域振興を目指している。

平成30年度の時点で観光庁は全17テーマを選択し、観るだけではない新しい旅のあり方を提案している。

支援３年目のテーマには●エコツーリズム●街道観光●酒蔵ツーリズム●社寺観光●明治日本の産業革命遺産●ロケツーリズム、支援２年目のテーマには●アニメツーリズム●古民家等の歴史的資源●サイクルツーリズム●全国ご当地マラソン●日本巡礼文化発祥の道●忍者ツーリズム●百年料亭、支援１年目のテーマには●Industrial Study Tourism●ONSENガストロノミーツーリズム●郷土食探訪～フードツーリズム～●宙ツーリズムなど実に多彩で興味深い。

こうしたニューツーリズムの予約サイトも次々に立ち上がっていて、例えば｢アトラクティブジャパン｣https://attractive-j.com/では、日本の13都市で催されるさまざまな体験やショー、アトラクションにネット予約できる。例えば｢ 阿寒湖サイクルツーリズム(北海道)｣｢ 黒石温泉郷“新湯治のすすめ” (青森)｣、｢ 瀬戸焼の街で、招き猫絵付け体験(愛知)｣、｢ 天空の城竹田城跡で癒す！心身浄化の体験プログラム”天空ヨガ” (兵庫)｣、｢沖縄での新しい夜の楽しみ方“ナイトツアー” (沖縄)｣などだ。

さらにこれ以外にもプランは300種類以上あり、人気を集めているのが｢広島の被曝遺産を地元ガイドと自転車で巡るピースツアー(広島)｣、｢気軽に吹きガラス体験(東京)｣、｢【ぎをん彩】舞妓体験お庭プラン(京都)｣などだ。

このサイトはインバウンドを念頭に作成されているが、日本人だからこそ体験したくなるプランも多い。もちろん観光がメインの旅行も素晴らしいが、訪れた先々で何かの体験をプラスすることで旅の深みが増すし記憶に残りやすい。

この夏は旅先で体験できる自分好みのニューツーリズムをチェックしてみてはいかがだろうか？