Self-improvement 自分磨き

「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●コロナ健康二次被害
コロナ禍で急増中の
「健康二次被害」
心身の衰えは深刻!

ダンディズム 2022.05.06

コロナを恐れるあまり外出を控え運動もしない中高年は多い。長引くコロナ禍では人との関わりも減り続け、心とからだが衰える「コロナ健康二次被害」が危惧されている。このままではコロナ以外の病気で健康を損なう人が増えてしまうかも…

コロナ健康二次被害で多いのが生活習慣病の発症と悪化だ。中高年がコロナ怖さに外出を控えてしまうと運動量が不足して消費カロリーが減少。いつも通りの食事量では肥満になり大切な筋肉まで落ちてしまう。足腰の筋肉が落ちるとつまずきやすくなり、もし転倒すれば大けがを負う可能性もある。

また運動不足は免疫力も低下させるので、コロナに感染しやすくなるのはもちろん、より重症化しやすいこともわかっている。

深刻なのはからだに与える影響だけではない。外出を控え人と関わらない生活が続くと、経験したことのない強いストレスに長くさらされ「コロナうつ」を発症するケースが増えているという。

コロナ禍が長引けば長引くほどこうした心とからだへの二次被害は深刻さを増すため、被害を食い止めるためにも生活の見直しが急がれる。

コロナの健康二次被害を防ぐために心掛けたいのが次に紹介する「運動、食事、睡眠、人との関わり」などの4項目。

①適度な運動
免疫力アップや心身の健康を維持するために基本は有酸素運動と筋トレ。よく言われる1日の平均8,000歩以上のウォーキングと、太ももの筋肉をきたえるスクワットなどが効果的。

②正しい食事
免疫力を低下させないためにも1日3食バランスの良い食事を摂ること。また筋力を落とさないためにたんぱく質をたっぷり摂取すると良い。

③質の良い睡眠
質の悪い睡眠では免疫力も下がりやすい。寝つきを良くして熟睡することが大切だ。それには規則正しい生活と日中に太陽を浴びながらの適度な運動は不可欠。
また、あれこれ悩んで睡眠の質が低下するとうつ病の危険度も増すので、睡眠不足が続く場合は医師に相談した方が賢明だ。

④人との関わり
人との関わりが減って刺激や会話が減ると、気づかぬうちにストレスや不安を感じ、免疫力や睡眠の質の低下、さらには認知能力の低下にもつながる。人と楽しくおしゃべりすることは心の健康を保つためにも重要な行為のひとつなのだ。

そして最後にお伝えしたいのが医療機関への「受診控え」による健康二次被害。コロナに感染するかもしれないという恐怖から医療機関への通院の頻度を減らし、健診やガン検診などを見送る人も多い。しかしこれでは生活習慣病の悪化やガン発見の遅れなどさまざまなリスクが生じやすいので、すみやかな受診が必要だ。

ワクチン接種が進み感染や重症化のリスクも以前ほどではなくなってきた今、必要なのは正しい感染予防対策をとったうえで、できることをひとつずつ再開すること。コロナを恐れることは大切だが、そのために健康が損なわれるようでは本末転倒と言える。

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