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春の衣替え〜上質なカシミヤの収納前のお手入れポイント〜

美容・ファッション 2017.04.10

上質な衣類を守るための収納方法についてのポイントをまとめていきます。

ポカポカ陽気が続く4月、そろそろ厚手のジャケットやセーターなどから、薄手の軽い衣類に変えていく時期です。春物を出すとともに、冬物を収納しますが、収納方法には工夫が必要。次のシーズンが来たときに快適に着られるように、大切な衣類を守る収納をしなくてはいけません。
とくに今年活躍した上質なカシミアやアンゴラ、アルパカなどの獣毛製品は、そのソフトな風合いを保たせたいものです。保管前には、汚れ落としや虫食い防止のためにクリーニングに出して、正しい保管をしましょう。
まずは、防虫剤を施すこと。繊細で柔らかな食感のカシミヤは虫も美味しいらしく一番に食害に遭いやすいですので、ご注意ください。置き方にもひと工夫が必要。防虫剤は一般に空気より重いので、防虫剤は衣類の上に置きます。また、湿気に弱いので収納場所にも気を配ってください。

耳よりニュース
クリーニングに併せて利用したい「しっとり加工」と「防虫加工」

ソフト感を保つ「しっとり加工」

白洋舍では、カシミヤなどの素材にしっとり感を与える「しっとり加工」を始めました。毛製品は、繰り返しの着用の後、ドライクリーニングをすると、汚れとともに繊維自体が持つ油分が洗浄液に洗い流され、素材特有のぬめり感が減少したり、パサつきを感じることがあります。
「しっとり加工」では、メーカーとオリジナルで開発した特殊な添加剤をドライクリーニングの洗浄液に加えることで、カシミヤ等の獣毛素材をはじめとする毛素材製品に対してしっとり感を与えるものです。

虫食い対策

衣替えのシースンです。冬物衣類は、保管中の虫食いに注意が必要ですが、そもそも虫食いはいつ、どのようにして起こるかご存知ですか?

毛・絹を食べる虫がいる!
ヒメマルカツオブシムシなどの幼虫は、毛や絹などのたんぱく質系繊維を食べます。
柔らかな触感のカシミヤは、特に好んで食べるようです。

衣類害虫はどこからくる?
衣類を食べるのは幼虫ですが、成虫は春に野外で活動します。
ヒメマルカツオブシムシは、白系統の花の蜜を好むため、白い洗濯物などに付着して、室内に入り込み、衣類に卵を産み付けると言われています。

虫食いに遭いやすい条件は?
幼虫が活発に活動するのは、気温25〜30℃、湿度50〜80%の暗い所で、冬物衣類の保管シーズンである7〜8月頃のタンスやクローゼット内がこの条件になりやすいです。

衣類を虫食いから守る方法

①汚れは虫のエサ!保管前にはクリーニングを。
毛や絹はそれ自体を虫が食しますが、これ以外の繊維でも、食べこぼし等の汚れが付いていると、その部分は虫食いに遭うことがあるので、保管前にはクリーニングが必要です。

②防虫剤を使う
防虫剤は、衣類害虫を寄せ付けないガスを発散して、衣類を守ります。

虫食いから守る「防虫加工」

白洋舍では、大切な衣類から虫食いを守る「防虫加工」があります。保管状態では1年間は効果が持続します。人体などには無害なので、小さなお子さんやペットのいらっしゃるご家庭でも安心です。
ちなみに、衣類を食べるのは幼虫ですが、成虫は春に野外で活動します。中でもヒメマルカツオブシムシは白系の花の蜜を好むため、白い洗濯物などに付着して室内に入り込み、衣類に卵を産み付けると言われています。幼虫が活発に活動するのは気温が25〜30度、湿度が50〜80%の暗い、高温多湿な所。7月、8月の頃のクローゼットやタンス内がこの条件になりやすいのです。

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