Impression 美食健動
コートやセーターの簡単お手入れ 〜よいモノを長く使いたい〜
美容・ファッション 2015.12.15
お気に入りのニットや奮発して手に入れたコートを今年も着たい! お手入れが難しいイメージのある冬のアイテムですが、“よいモノを長く使いたい”というGrandStyleの皆様の声に、クリーニングの老舗「白洋舍」が応えてくれました。
知って得する 衣類のブラッシング
スーツやコート、毛皮製品などは頻繁にクリーニングするのは難しいものです。それでもお手入れせずに着用し続けると埃はつきますし、毛並みは乱れ光沢感もなくなり、毛玉ができてしまうこともあります。では、いったいどうすれば、よいのでしょうか。答えは簡単! 週に一回を目安にブラッシングするだけ。ちょっとした手間暇で、きれいな状態を保つことができるのです。
○洋服ブラシの選び方
ウール製のスーツ、コート:豚毛(ハリがある)で毛足の長いもの
カシミヤ、アンゴラなどのデリケート素材:馬毛(やわらかい)で毛足の長いもの
ポリエステルフリースなどの毛玉除去や予防:豚毛や猪毛(かたい)で毛足の短いもの
○ブラッシングの仕方
- ポケットがある場合は中身を出してから、ハンガーに掛ける。
- 埃を表面に叩き出すために、全体を軽く叩く。
- 衣類表面の埃を払うイメージでブラッシングをする。基本は毛並みに沿って。ブラシの毛先をねかせずに、生地に対して直角に立てて、手首のスナップをきかせると効果的。
- カシミヤ、アンゴラ、ウールなどは、毛並みがよれている状態で着続けると毛玉になりやすい。ブラッシングし毛並みを整えると、毛玉になりにくい。
ふんわりを楽しむ ウールコートのお手入れ
頻繁に活躍するのがウール(羊毛)コート。お手入れ方法を知っていれば、シーズン中も快適に着こなせます。
○お手入れ手順
1.全体を軽く叩いて埃を落とす。起毛素材の場合は、衣類用ブラシでブラッシングする。
2.ウール本来の弾力性を回復させ、タバコなどの匂いを軽減させるため、スチーム機能付きアイロンがあれば、スチームを衣類から浮かせて当てる。機能がない場合は、市販の衣類用消臭スプレーを使用する(ただし、使用上の注意をよく読んでから使用すること)。
3.ハンガーに掛け、日陰の風通しがよい場所で乾かす。そのままタンスなどに収納すると、カビの原因になってしまうことがあので注意する。
4.起毛素材は衣類用ブラシで毛並みを整える。
ただしお手入れの際、シミを見つけた場合には、早めにクリーニング店で相談しましょう。シミなどの汚れは、カビや虫食いなど、衣類を傷める原因となります。