- Top
- 【Self-improvement】ダンディズム: 時計が逆回転する!?エイジングケアサプリ「NMN」とは?
Self-improvement 自分磨き
第二の老眼?「サギングアイ症候群」とは? 慢性炎症
長期にわたり少しずつからだを蝕む「慢性炎症」 発酵性食物繊維
善玉菌のエサになる「発酵性食物繊維」が腸活をパワーアップ 歯周病菌で大腸がん
血管系疾患だけじゃない!大腸がんの要因にも歯周病菌が? 光害(ひかりがい)
明るすぎる都会の夜、光の洪水は「光害」になる 超加工食品
食べ続けるとからだにダメージ?「超加工食品」 寒暖差疲労
不調を感じやすい秋 原因は「寒暖差疲労」かも… 枕
首の動脈に深刻なダメージ「殿様枕症候群」 飲酒とガン
飲みすぎ注意!ビールロング缶1本以上で大腸ガンリスク? 嗅覚と認知症
ニオイを感じない?それは認知症の始まりかも… 血液型と病
血液型によって異なる病のリスク、出血のリスク 治せる糖尿病
あきらめるのは早い!努力次第で糖尿病は治る? 最新ウォーキング術
ウォーキングは量より質! 心拍数をあげて 短時間勝負 術前リハビリ
手術前のリハビリが 術後の回復力までも アップする! 超悪玉コレステロール
悪玉よりも凶悪!「超悪玉コレステロール」 かくれ脱水
冬も危ない!?汗をかかなくてもからだは水不足 NMN
時計が逆回転する!?エイジングケアサプリ「NMN」とは? 砂糖の種類
砂糖の甘さや栄養素は 原料と製法で異なる
「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●NMN
時計が逆回転する!?エイジングケアサプリ「NMN」とは?
ダンディズム 2023.12.02
「NMN」はビタミン成分のひとつで正式名称は「ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド」 。加齢によるさまざまな体調の変化の緩和が期待できる成分で、サプリメントなどで摂取できるようになった。
「NMN」は体内で自然に作られるビタミンB3に含まれる成分のひとつ。ハーバード大学医学部の研究で若返り効果があることが確認された次世代のアンチエイジング物質だ。
NMNは老化や寿命の制御に重要な役割を果たす「サーチュン遺伝子(長寿遺伝子)」に働きかけるとされているが、NMNは年齢とともに減少するため、加齢によるさまざまな体調不良が現れるという。
実際に実験用マウスにNMNを12ヵ月間経口投与すると、加齢に伴う体重増加の抑制やエネルギー代謝のアップ、さらに「インスリン感受性」の改善も見られたという。
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで血糖値の調整が主な役割だが、脂肪が老化するとインスリン感受性が低下して血糖値の調整機能が低下。すると体内に取り込まれるブドウ糖の量が減って血中のブドウ糖が増加し、体調不良につながるのだという。
また閉経後の女性のグループを2群に分け、1群に1日250mgのNMNを、2群にはプラセボ(偽薬)を10週間経口摂取したところ、1群の方がインスリン感受性の改善が確認されている。
実際NMNを摂取した人達からは「からだの見た目や機能が時計の針を戻すように変化した」という声が多く聞かれるという。
さらにNMNは体力アップ、睡眠の質の向上、思考力アップ、神経疾患、糖尿病、眼の老化、アルツハイマー病、老化による血管不全、肥満とその合併症などを改善するほか、美容領域でもその効果が期待されている。
まだ研究途上の成分なので最適な摂取量は明確にされていないが、いまのところ多くの実験で1日250mg、より効果を得たい人は1日250mg以上を摂れば効果が期待できるとされている。
それならば食事で摂取すれば良さそうだが、NMNは枝豆やアボカド、ブロッコリーに多く含まれているものの、100mgを摂取するにはそれらを数十kg程度食べなければならず現実的とは言えない。
NMNはサプリメントとして市販されているほか、点滴治療のメニューに加えるクリニックも増えてきた。たとえどんなに高価でも病の治療だけでなく老化のスピードが抑えられるなら、この治療を切望する人は少なからずいるだろう。
「老化は病」と言われ始めているが、今後は老化を「治療」することが当たり前になるのかもしれない。
