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“自分の脳波を意識して聴く!
リラクゼーション音楽が気分を変える?!

健康 2016.05.31

CDショップやネットでよく見かけるようになったリラクゼーション音楽。安眠効果、疲労回復、ストレス解消、不安解消、健康回復などなど、その効能は多岐にわたっていてもはや薬!実際に効果があるかどうかは人それぞれだが、薬のように副作用が出ることはないし、お金も大してかからないのはかなり魅力。心に不安を感じたら利用してみる価値はありそうだ。

リラクゼーション音楽の最大の特長は人の脳波に影響を与えるということ。そもそも人間の脳波には5つの種類がありそれぞれが脳に与える影響は異なるが、必要な脳波を増やしてやることで、さまざまな効能が期待できるという。 5つの脳波の特長を紹介すると、

①γ(ガンマ)波

怒りや恐怖などを感じて興奮していたり、集中している時など、脳が活発に活動している時の脳波。イライラが続いたり疲れやすい時などは、γ波が出過ぎの場合がある

②β(ベータ)波

緊張や警戒、さらにイライラしている時など、脳が覚醒している時の脳波。物事に集中して取り組みたい時に活躍する脳波。

③α(アルファ)波

ストレスを沈め心を落ち着かせる脳波として知られる。

④θ(シータ)波

α波よりも眠りに近い脳波で浅い睡眠状態や瞑想している時などに多く出る。θ波が出ている時はひらめきや 記憶力がアップするという。

⑤δ(デルタ)波

深い睡眠に入っている時の無意識の状態の時の脳波。

つまり、いま自分の脳波がどのタイプに偏っているのかを分析し、脳波を意識的に変えることで、イライラやストレスが抑えられたり寝付きが良くなるというわけだ。確かにリラクゼーション音楽にはα波やβ波などをアピールしていることが多い。

ただ音楽は好みがわかれやすいので、独特の世界観があるリラクゼーション音楽は人によっては「うるさいだけ!」という場合もある。そこで初めはユーチューブなどで検索して、好みにあいそうなものをセレクトしてみるのがおすすめだ。なかにはサブリミナル効果をうたったものもあってなかなか興味深い。

また、こうした音楽がどうもなじまない人には、モーツァルトをおすすめしたい。最近でこそ癒しと脳を活性化する効果があると言われるようになったが、モーツアルトが何世紀にもわたって根強い人気を集めているのは美しい旋律に隠されたリラクゼーション効果にもあるのかもしれない。

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