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●ぺインクリニック

辛い「慢性痛」、 我慢しないで ペインクリニックへ!

ダンディズム 2023.10.03

そもそも痛みは身体に生じた異常事態を知らせる警告反応。痛みがなければ病院に行くこともないので、人間にとって痛みは必要不可欠なものだ。 ところが年齢を重ねると病気やケガが治癒したにも関わらず、そのまま「慢性痛」になってしまうケースも多い。

慢性痛には
●ケガや病気で神経が傷つき、神経が異常に興奮して起こる「神経障害性疼痛」
●脳と脊髄にある中枢神経が傷ついて起こる「中枢性疼痛」
●痛みに長期間悩まされたことで脳が勘違いを起こし、原因がなくなったのに痛みを感じ続ける「心因性疼痛」がある。

心因性疼痛の場合、病気や痛みに対する不安や恐怖、職場や家庭でのストレスなどが要因とされ、現代社会ならではの痛みと言える。 高齢化の進む日本人の多くはこうした「慢性痛」を抱えていると言われるが、痛みを放置し続けると痛みが増幅したり、新たな種類の痛みを発症したりすることもある。 痛みが続くとその辛さからうつ病になってしまう人もいるほどで、例え我慢できる程度の痛みでも放置することはリスクが高い。ケガや病気が治ったにも関わらず痛みがおさまらないと感じたら、速やかにペインクリニックを受診し適切な治療をしてもらうのがおすすめだ。

 ペインクリニックで対応できる代表的な痛みは、癌性疼痛・帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛・脳卒中後の痛み・頭痛・三叉神経痛・肋間神経痛・腰痛症など、その範囲は非常に広い。

代表的な治療が「神経ブロック治療」で、局所麻酔薬、ステロイドなどを神経の近くに注射して神経を麻痺させるというもの。これによって神経の炎症が抑えられて血流が改善し痛みが治まるという。一回の治療で痛みがなくなる人もいるが、ほとんどの人は接種を繰り返すことで少しずつ痛みが軽減していく。

さらにペインクリニックでは痛みに応じて、消炎鎮痛剤・末梢神経障害性疼痛治療薬・抗うつ薬などさまざまな投薬も実施しているが、これらの治療の効果と安全性は既に認められており保険も適用されている。

最近ではペインクリニックの件数も増えているので、近くにあればわざわざ大病院にまで出向く必要もない。 長引く痛みでQOLを落とさないためにも、痛みは我慢せず速やかに治療を行うことが大切だ。

 

 

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