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- 【Self-improvement】ダンディズム:お酒に弱い人は食道ガン発症のリスク大!
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●飲酒と食道ガン
お酒に弱い人は
食道ガン発症のリスク大!
ダンディズム 2023.01.06
飲酒はさまざまなガンの要因とされているが、その影響を特に受けやすいのが食道ガン。「少しの飲酒で顔が赤くなる人」、「かつては赤くなっていたが今は赤くならない人」は、そうでない人と比べて食道ガンになるリスクが大幅に高くなる。
アルコールが体内に入ると肝臓で発ガン性のある物質「アセトアルデヒド」に分解されるが、その後「脱水素酵素」の働きで無害な酢酸に分解される。ところがこの脱水素酵素の活性が弱い体質の人が飲酒をすると、アセトアルデヒドが分解されないまま体内に蓄積されてしまう。
しかも日本人の約45パーセントがこの体質に当てはまり、厚生労働省の調査では男性に発生した癌全体の13%が週300g以上の飲酒に起因することがわかっている。
そしてさらに気を付けたいのが「若い頃はお酒を飲むと顔が赤くなったが、今はお酒に強くなったのか赤くならない」と思っている人。残念ながら脱水素酵素の活性が弱い体質が年齢と共に変化することはなく、しかもこの体質の人が大量に飲酒することで食道ガンの発ガンリスクは数十倍に上昇すると言う。
また顔が赤くならなくても悪酔いや二日酔いしやすい人もお酒には向かない体質なので注意したい。
飲酒だけでなく喫煙の有無もガンとの関係は深い。喫煙者は非喫煙者と比べて食道ガンが7倍、喉頭・咽頭ガンが3~14倍にアップするが、ここに飲酒が加わることでガンの発症率がさらに3~5倍上乗せされるという報告もある。
食道ガンは肝臓、肺、骨などへ転移しやすく、ガンが食道壁内のリンパ管に入り込むと「リンパ節転移」がおきて急激に症状を悪化させてしまう恐ろしいガンだ。しかしこれほど悪性度が高い食道ガンも早期発見すれば根治は可能。ガンのリスクを減らすためには禁酒がベストチョイスだが、それでも飲酒したいのであれば例え無症状であっても年に一度の内視鏡検査を習慣づけたい。
もちろん過度な飲酒を控える、休肝日を設けるなど、飲酒量を増やさないことが鉄則だ。