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- 【Self-improvement】ダンディズム:不眠症の人に吉報!重い布団が熟睡を促す!?
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●重い布団
不眠症の人に吉報!
重い布団が熟睡を促す!?
ダンディズム 2022.12.01
スウェーデンの睡眠研究所が2015年に公開した実験結果によると、重いブランケット(布団)にすることで不眠が改善し、不安やうつ症状などを軽減できた人が多くいることがわかった。
快眠には軽い布団が適していそうだが、必ずしもそうではなさそうだ。
上記の実験では入眠困難や中途覚醒などの不眠症の症状を持つ20~66歳の男女33人を対象に、今まで通りのブランケットを1週間使用した後に重いブランケットを2週間使用し、その後1週間は今まで通りのブランケットを再び使用するというもの。
その結果重いブランケットを使用した2週間のほうが「落ち着いて眠れた、寝付きが良くなって中途覚醒が減り、睡眠時間が延びた」などの感想が多く寄せられたという。
軽いブランケットよりも適度な重さがあった方が良く眠れる人が多かったわけだが、それにはからだの圧迫と脳内ホルモンが深く関わっている。
マイアミ大学の検証結果によると、重いブランケットでからだが適度な「圧迫」を感じると、体内ではストレスホルモンの「コルチゾール」が31%低下し、幸せホルモンの「セロトニン」が28%増加。セロトニンは眠りを促す「メラトニン」を合成するので、重いブランケットで圧迫されるとマッサージを受けているような感覚となり、それが快眠につながるのだ。
アメリカでは重いブランケットがすでに医療用として販売されていて、不安やストレスが原因の不眠症やさまざまな発達障害の症状の緩和にも効果があることが認められている。
それでは実際にどれくらいの重さがあれば効果があるかと言うと、自分の体重の10%前後。かなりの重量に思えるが眠るときは拡げて使うので実際はさほど重さを感じないという。
これらは日本でも「加重ブランケット」や「重力ブランケット」という名称で既にネット販売されているので、昔使っていた木綿わたのずっしり重い布団が心地よかった人はこちらに変えてみるのもいいかもしれない。
とは言っても、そもそも圧迫感が苦手な人や圧迫されることで寝返りがしにくくなる人、さらには呼吸器に問題がある、いびきが大きい、睡眠時無呼吸症候群、せきが止まらないなどの持病がある人は呼吸困難を招く恐れがあるので、まずは医師に相談することをおすすめする。また高齢者や子どもには適さないことが多いので注意が必要だ。