Self-improvement 自分磨き

「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●アクティブレスト
疲れているからこそ
からだを動かして
疲労回復を早める!

ダンディズム 2022.06.02

仕事や運動などで疲れを感じたら家でゴロゴロしてからだを休める…。しかしこれでは疲労回復が遅れるのをご存知だろうか?プロのスポーツ選手は試合の翌日に「アクティブレスト=積極的休養」を行い、その後「パッシブレスト=消極的休養」でからだを休めることで効率よく疲労を回復している。

疲れている時にからだを動かすと疲れが増すイメージがあるが、そもそも疲労は体内に溜まった疲労物質が原因。筋肉を伸ばしたり負荷をかけたりするアクティブレストによって血行が良くなると、溜まった疲労物質の排出がスムーズになり疲労の回復も早くなるというわけだ。

アクティブレストの基本はハードにからだを動かさないこと。ストレッチや軽い負荷でのトレーニング、さらにはウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動をゆっくりとしたペースで行うのが効果的だ。特にウォーキングやジョギングなど一定のリズムで動作を繰り返す有酸素運動は、幸福ホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の分泌も促すので心の疲労回復にもつながるという。

さらに入浴も温熱・水圧・浮力の効果で血行が良くなるので疲労回復につながるが、この時気を付けたいのがお湯の温度。熱すぎるとからだが体温調節をしようとしてエネルギーをより多く消費してしまい、逆に疲れが増してしまう。入浴はあくまでもぬるめのお湯にゆっくり浸かることが大切だ。

またアクティブレストは運動後だけでなく仕事や日常生活での疲れにも効果がある。デスクワーク中心の生活をしていると関節の可動域が狭まり、筋肉の緊張が高まって誰でも疲労を感じてしまうもの。こんな時は日常的にスポーツをしていない人でも、散歩やショッピングなど軽く歩く程度の運動で疲労感が軽減できる。気分転換に出かけたら気分が明るくなったという経験は誰にもあると思うが、これもアクティブレストの効果と言える。

さまざまな原因で疲労が溜まりやすい現代人にとって大切なのは疲れを溜めないこと。心身を健康に保つためにも疲労物質を排出するアクティブレストを心掛けたい。

PAGE TOP