Self-improvement 自分磨き
「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●老け顔
「血管年齢」が若いと
見た目も若い!
血管を若く保つには?
ダンディズム 2021.10.05
同じ年齢なのに老け顔の人とそうでない人がいる。実はシミ・シワ・タルミが目立つ人は血管年齢が高く、それが見た目にも影響しているのだ。血管年齢を若く保つには血管を「糖化」「酸化」させない食生活が鍵になる。
血管年齢が若く柔軟性があると血管は広がりやすいので血流も良い。皮膚のすみずみにまで必要な成分が届けられるので肌年齢の維持にもつながる。
さまざまな成分を運ぶ血管には動脈・静脈・毛細血管があり、血管の99%を占めているのが毛細血管。その役割は動脈から受け取った栄養素、酸素、水分を全身の細胞に届けることと、細胞から回収した老廃物や二酸化炭素を静脈に運ぶこと。ところが毛細血管は加齢とともに減少し、60代では20代の60%にまで落ちるという。
さらに血管の老化に拍車をかけるのが動脈硬化。動脈硬化で血流が悪化すると必要な成分が必要な場所に届かなくなり、シミ・シワ・タルミの要因となる。
では血管の老化を抑えて見た目の若々しさを保つにはどうすればいいのか?
それには血管の「酸化」と「糖化」をできるだけ抑えた食生活が大切だ。
例えば砂糖のたっぷり入ったコーヒーや紅茶、甘いジュースばかりを飲み、パンは菓子パン、おやつには甘いケーキを欠かさない……。こうした食生活は短時間で血糖値が上がって下がる「血糖値スパイク」が一日に何度も起き、「活性酸素」を多く発生させてしまう。活性酸素は血管を「酸化」させるので動脈硬化を早める要因となってしまう。
また血糖値スパイクが繰り返されるとたんぱく質が主成分の血管壁と糖が結びつき、血管の「糖化」も招くのだ。
さらに問題なのは糖化したたんぱく質が「AGEs (エイジーイーズ:終末糖化産物)」という物質に変成すること。AGEsは肌のコラーゲンにも変性を起こして弾力を失わせ見た目の若さを失わせるのだが、AGEsの怖さはこれだけではない。AGEsは体内のあちこちに蓄積して活性酸素と同じように動脈硬化の進行を早め、糖尿病・ガン・認知症のリスクも高めるのだ。
日本人なら誰しも「若く見える」と言われれば気持ちも明るく前向きになる。そしてそれが全身の健康に直結するのなら、若く見えることにも大いにこだわっていきたい。