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「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
●最新ロコモ度
からだの衰えの
判断基準「ロコモ度」に
「3」が加わった理由とは?

ダンディズム 2020.11.04

2020年9月日本整形外科学会はロコモティブシンドロームのこれまでの臨床判断値「ロコモ1~2」に加え、新たに手術や治療が必要な重度の身体的フレイル(虚弱)に相当する「ロコモ度3」を設定した。重度のロコモを早期発見することで寝たきりの増加を防ぐのが目的だ。

加齢などによる身体機能の衰えや関節の疾患による痛みなどが複合して移動機能が低下するのがロコモの要因。ロコモになって移動が困難になり社会活動ができなくなるといずれ介護が必要になり、さらに進行すると寝たきりになることもある。

日本整形外科学会では運動・リハビリテーション・投薬・手術・栄養などでロコモに対処し、2013年にロコモティブシンドローム(運動器症候群)の早期判断につなげるための「ロコモ度テスト」を開始した。

テストには3項目あり、
①下肢筋力を調べる「立ち上がりテスト」
②歩幅を調べる「2ステップテスト」
③身体の状態・生活状況に関する質問「ロコモ25(100点満点で採点)」の結果から、運動機能の低下を「軽度」と「中程度」の2段階に設定した。

さらに2015年には移動機能の低下が始まっているものの、運動習慣や食生活の改善で対処できる状態を「ロコモ度1」、移動機能の低下がより進行して自分で身の回りのことができにくい状態を「ロコモ度2」と、その症状をより具体化している。ロコモ度2でも痛みがある場合は専門医の受診が必要だ。

ところがそれではさらにロコモ度が進行して寝たきりになる可能性が高い重度の患者を網羅できなくなる。そこで今回新たに「ロコモ度3」を加えることで、医師側は医療を提供する根拠、患者側は医療を受ける根拠が明確となり、寝たきりを予防できる可能性がより高くなるというわけだ。

ロコモ度3の判定基準は
①「立ち上がりテスト」で、両脚で30cmの台から立ち上がれない
②「2ステップテスト」で2ステップ値(2歩幅÷身長)が0.9未満
③「ロコモ25の質問」で24点以上で、いずれかひとつでも当てはまるとロコモ度3と判定される。

また、ロコモ度3の該当者は70歳を超えると増加するため、ロコモ度3を設定しそれを認知してもらうことで生活習慣改善への動機づけや治療の必要性が認識できる。

今はロコモ度の基準をクリアしていても将来ロコモ度1から3へと進行する可能性は誰にでもある。正しい基準を認識し今から備えておくことが重要だ。

ロコモ度判定の具体的な方法は日本整形外科学会の「ロコモONLINE(https://locomo-joa.jp/)でチェックできる。

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