Self-improvement 自分磨き
「ネンネンコロリ」より「ピンピンコロリ」PPKプロジェクト
「歩く」で万病予防 ダイエットだけじゃない!ウォーキングは全身のアンチエージング!
ダンディズム 2020.03.03
手軽な健康法として人気のウォーキング。習慣づけることでさまざまな効能があることがわかってきた。
年齢とともにふくらむ健康不安もウォーキングで解消できるかもしれない。
ウォーキングを続けるモチベーションのひとつが「ダイエット効果」。有酸素運動のウォーキングは体脂肪を効果的に燃焼してくれるからだ。しかもウォーキングはさまざまな生活習慣病の改善も期待できる。
例えば血中の中性脂肪の分解酵素を活性化させることによる「脂質異常症や動脈硬化の改善」、血中のタウリンなどを増加させることによる「高血圧の改善」、血中のブドウ糖を利用することによる「糖尿病の改善」などがあげられる。
またウォーキング習慣のある人はAST(GOT)やALT(GPT)が低値で心血管疾患のリスクも低下することから「肝機能の改善」や「心肺機能の強化」にも効果的であることがわかってきた。
ほかにも適度な骨への刺激と日光浴の効果でカルシウムの吸収がアップして「骨粗しょう症を予防」したり、足腰の筋肉強化が「転倒防止効果」にもつながる。
さらに体内に新鮮な酸素を取り込みながら全身の筋肉に適度な刺激を与えることで「脳を活性化」。頭がすっきりしてストレスが解消でき、「認知症予防」や「うつ病予防」にも効果があるという。
万能なアンチエージングと言えるウォーキングだが、その効果を得るには歩くフォームと速度がポイント。背筋を伸ばして視線は落とさず、肘を曲げて大きく腕を振って歩くのが基本となる。そしてかかとからつま先まで自然に重心が移動する足裏のローリングを使いながら歩くことで筋力や関節可動域もアップ。からだのバランスが整うことで「腰痛の改善」にもつながる。
速度は時速3~5kmでやや息が切れる程度が目安。時速5kmを超えるハイペースで歩けば無酸素運動、時速3km以下になると散歩になってしまう。
時間は1日30分が効果的で朝に15分夕方に15分と1日2回に分けても効果は変わらない。また歩いた翌日は筋肉を休ませたほうが良いので週3回が目安となる。土・日にまとめてすると効果が積み重なっていかないので、時間が短くなっても週3日程度歩く方が効果的だ。
いつでもどこでも気軽にでき、たくさんの効果が期待できるウォーキング。習慣づけてからだの変化を実感できれば、これからの人生がより楽しくなりそうだ。