Self-improvement 自分磨き

今、キャンプは「冬」が熱い!
極寒が魅力になるそのワケとは?

ダンディズム 2019.11.01

キャンプの季節は春から秋が定番だが、最近は過酷な冬のキャンプに人気が集まっている。真冬にテントで寝起きするなんて考えただけでもゾッとするが、最近は冬用の装備も充実しており快適にキャンプを楽しめるようだ。
「キャンプは夏よりもむしろ冬!」と言い放つ冬キャンパーが増えたことで冬も営業するキャンプ場も増加。中には温泉施設を併設したところもあるという。

冬キャンプの魅力は数々あるが、まずあげられるのが「虫がいない」ということ。そもそもキャンプ嫌いの人の多くは虫嫌いが原因だとか。虫も慣れれば大丈夫だと思いがちだが、スズメバチやマダニなど刺されたら命を脅かす虫がいるのも事実。それなら冬キャンプの方が魅力的なのもうなずける。

また冬キャンプの醍醐味が都会では絶対に見られない満天の星空。冬は空気が一番澄んでおり、人里離れたキャンプ場ならまわりにほとんど明かりもない。夜になると漆黒にダイヤモンドが輝くような空が仰げるという。「星のきれいなキャンプ場」で検索すると日本全国のキャンプ場情報が出てくるのでチェックしてみたい。

さらに楽しみなのがキャンプ専用のストーブ。キャンプでよく使われる薪ストーブは、暖を取る以外にもストーブの上で調理したりお湯をわかしたりとキャンプになくてはならない存在。ストーブから突き出た煙突や炎の揺らめきなど、そのノスタルジックな外観や雰囲気が気分を盛り上げてくれる。薪も行った先で拾い集められればサバイバル感があって楽しい。

薪ストーブ以外でもキャンプ専用のガスストーブなどもあるので、うまく利用すれば寒さに凍える心配もない。但しテント内で使用すると一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があるので使用は厳禁だ。

そして冬キャンプの一番人気は焚火。キャンプ場では基本的に専用の焚火台での焚火となるが、料理はもちろん、みんなで暖を取りながら語り合うこともできる。夏なら汗だくになる焚火も、冬キャンプでは人が集まる中心的存在として活躍する。

このように夏にはない魅力があるのが冬キャンプだが、寒さへの備えはストーブだけではない。もしもテントで泊まるのであれば冬仕様のテントは必需品。また夏キャンプでは風通しの良い快適なベッドになるコット(折りたたみ式簡易ベッド)も、冬はコットの上に断熱性の高いマットを乗せたり、コットと床の間に荷物を詰めたりして冷気をよせつけないなどの工夫がいる。もちろん断熱したコットの上で使用するのは冬専用のダウンのシュラフがベストだ。

夏とはまた違う楽しみがある冬キャンプに興味があるなら、専門店をのぞいてみよう。最近はさまざまな冬キャンプ用品が揃っているし、細かなアドバイスを受けることもできる。またキャンプに特化したサイトもあるのでそこで情報を得るのもおすすめだ。(おすすめサイト「CAMPHACK」https://camphack.nap-camp.com/

夏キャンプと比べると重装備となる冬キャンプ。しかしサバイバル感が増す分、キャンプ場に張られるテント数も夏よりはかなり少なめ。なのでゆったりと静かな時間を過ごすことができる。キーンと張りつめた空気の中で大自然の素晴らしさをより深く体験できる……、冬キャンプは大人が楽しめるキャンプと言えそうだ。

PAGE TOP