キャッシュレス決済とはクレジットカードやデビッドカード、電子マネーなどで現金を使わずに支払う方法のこと。

クレジットカードなどでキャッシュレス決済をすればポイント還元が受けられるのはもはや常識だが、経済産業省は上記の期間内に限り中小企業や個人経営の小売店や飲食店で5%、コンビニや外食などのフランチャイズチェーン店舗では2%のポイント還元を決定した(大手スーパーや百貨店は対象外)。ポイント還元を受けられる店には“CASHLESS” と書かれた赤いポスター(https://cashless.go.jp/consumer/index.html)が店頭に貼られているので要チェックだ。

キャッシュレス決済の主流はクレジットカードやデビッドカードだが、今注目すべきは｢スマホ決済｣。財布やクレジットカードを持ち歩かなくてもスマホだけで買い物ができるのでかなり便利。最近のスマホは指紋などの生体認証により悪用されにくいのもメリットだ。カード決済は高額商品を購入する時に使用することが多いが、スマホ決済ならコンビニなどで少額の商品を購入する際も気軽に使えるし、面倒な小銭のやり取りがなくなるのもいい。

さらにスマホ決済の大きなメリットがポイント還元。還元率は会社によって異なるが、キャンペーン対象の店舗を狙い撃ちすればより高い還元率でポイントを獲得できる。

スマホ決済にはスマホを専用端末にかざして決済する｢NFC(非接触型IC決済)｣とスマホ画面に表示されるQRコードを読み取ってもらう｢QRコード決済｣があり、NFCには「Suica・Edy・Apple Pay・Google Pay・おサイフケータイ」などが、QRコード決済には「PayPay・LINE Pay・ORIGAMI Pay」などがある。但しスマホ決済ができる店舗やチェーン店はアプリごとに異なるので事前チェックが必要だ。

スマホ決済ができるようにするには、使いたいアプリをスマホにインストールし、そこにクレジットカードや銀行口座などの情報を入力するだけ。支払いはあらかじめ銀行口座やクレジットカードからチャージしたお金を使ったり、登録したクレジットカードでも可能だ。もちろんクレジットカードで支払えば使ったカードにもポイントがたまるのでポイントはダブルで獲得できることになる。高額商品を購入するときだけアプリでクレジットカードを選んでもいいかもしれない。

スマホ決済はアプリのインストールさえすれば設定は思ったより簡単。小銭のやり取りが苦痛になり始める中高年には救世主と言えるかもしれない。