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ヘッドホン&イヤホンは音質とTPOで選ぶ時代へ
ダンディズム 2018.10.02
スマホの普及とともに進化したヘッドホンとイヤホン。今では種類が多くなりすぎて選ぶのも大変そうだ。基本的には室内で聴くか、外出先で聴くか、あるいは音質にこだわるかなどなど、自分のライフスタイルや好みによって選べばいいのだが、それにはヘッドホンとイヤホンのそれぞれの特性をざっくりと知っておくことが重要だ。
ヘッドホンで一番多いのが「オーバーヘッド型」。ドライバーユニットを耳に当てるタイプで「密閉型」と「開放型」がある。
「密閉型」は背面を閉じて環境音を遮断するので音が外に漏れにくいのが特長。繊細な音が聴けるうえにベースなどの低音も逃がしにくい反面、音がこもりやすく音質に影響がでやすい。
「開放型」は背面を開放しているので音が外に漏れるが、音の抜けが良く高音の伸びが良い。音にとって無理のない構造なので音質が良く耳も疲れにくい。軽量でハイエンドモデルはこの開放型に多い。
さらに、イヤーパッドにも耳全体を覆う「オーバーイヤー型」とパッドを耳に乗せる「オンイヤー型」があるが、音質にこだわるのならパッドが大きい分音質が優れているオーバーイヤー型がおすすめ。プロミュージシャンにも愛用者が多いが大きいために持ち運びしづらく疲れやすい。
一方、イヤーパッドを耳に乗せる「オンイヤー型」は、コンパクトで装着感も軽いのでポータブル向きだが、低音の再生能力がやや劣るという。
続いてイヤホンだが、こちらは耳栓のようなイヤーピースを差し込む「カナル型」と耳穴に本体を軽く乗せる「インナーイヤー型」が主流。いずれもどこにでも持っていける手軽さと音質の良さから人気が高い。
「カナル型」は密閉性が高いので細かい音を聴き取りやすく低音にも強い反面、音がこもりやすい。
一方「インナーイヤー型」は耳穴に本体を軽く乗せるタイプで高音の抜けがよく開放感のある音が楽しめるが、カナル型と比べると低音は弱めだという。さらに外からの音が入りやすく音漏れもしやすいので、公共の場では音量に注意が必要だ。
そして、ヘッドホンとイヤホンの両方に急増してるのがBluetooth機能を生かしたワイヤレスタイプ。Bluetoothは有線タイプほど音質が良くないうえに音の遅延もあるが、聴く人を一気に自由にした感がある。なかでもイヤホンなら音楽を聴きながらアクティブに動き回ることも可能だ。
ワイヤレスのイヤホンにはイヤホンの左右がネックバンドでつながっているものと完全にセパレートしたものがあるが、紛失のしにくさではネックバンド、解放感ではセパレートタイプに軍配が上がる。但し、ワイヤレスタイプは充電が必要なので面倒な人には向かないかもしれない。
また、より高い音質にこだわる人には「ハイレゾ対応」、回りの騒音を気にせず屋外で楽しみたい人には「ノイズキャンセリング機能」などを備えたものがおすすめだ。