Self-improvement 自分磨き
ドレスコード
場違いな装いで「浮かない」ために…
パーティやレストランへはドレスコードのチェックを忘れずに!
ダンディズム 2018.05.08
日本人にはあまりなじみのないドレスコード。元々は場所や時間に適した装いにすることで会場の雰囲気を損なわないようにするのが目的だったと言う。
最近は「スマートエレガンス」や「カジュアルエレガンス」などをインフォメーションするレストランやパーティもあり、何を着ればいいのか迷うことも多い。
最も格式の高いドレスコードが「正装(フォーマル)」。結婚式では新郎、葬儀では喪主、さらに公的行事や記念式典では主催者が着用する。さらに昼はモーニングコート、夜は燕尾服やタキシードと決められていて、世界で最も格式高いノーベル賞の授賞式や晩餐会では第一級の正礼装である燕尾服の着用が求められる。
正装の次が「準正装(セミフォーマル)」で、日本で最も一般的なブラックスーツ(礼服) が基本。冠婚葬祭では定番だが、海外ではマフィアが着るスーツという認識というからおもしろい。また、ブラックスーツよりもワンランク上にディレクターズスーツがあるが、こちらは黒のジャケットにグレーベストとストライプスラックス(正礼装・準礼装のスーツで着用するもの)を合わせるのが基本。文字通りディレクター(重役)クラスの格調高いフォーマルスタイルだ。さらに、略礼装(=インフォーマル)は、黒や濃紺、ダークグレーなどの無地のダークスーツのことで、招待状に「平服で」とあれば着用しても良い。
続いて一般的な高級レストランやホテルで多いのが「スマートエレガンス」や「カジュアルエレガンス」。スマートの方がカジュアルよりもやや格上のイメージで、基本は黒のスーツ。カジュアルならグレーやネイビーでもOKだ。さし色として明るめのポケットチーフをプラスすれば華やかさもアップする。
最近多く見かけるの「スマートカジュアル」は、高級ホテルのレストランなや結婚式の二次会などでもよく使われるコード。定義はかなり曖昧で「スーツでなくてもいいがポロシャツではラフ過ぎる」というイメージ。この場合一番無難なのがジャケットとパンツを別柄や生地でコーディネートするスタイルで、ノーネクタイでもきちんとした印象になる。
最後にご紹介するのがビジネスマンのパーティでよく使われる「ビジネスアタイア」。「アタイア」とは儀式を意味するので、仕事服である無地のビジネススーツを着れば問題ない。
自分が何を着ようと勝手だろう!と思う人もいるが、冠婚葬祭やパーティ、レストランは社交の場。主催者やエスコートする相手、さらには他の人に配慮することが大人の対応かもしれない。