Self-improvement 自分磨き

暮れの大掃除はオレにまかせろ!
「ナチュラル洗剤」をきわめればエコなキレイが実現する!!

ダンディズム 2017.12.01

拭き掃除をしたものの、ついつい使いすぎた合成洗剤のニオイが気になった経験はないだろうか。冬は窓を開けづらいので、過敏な人は気分が悪くなる場合もあるらしい。
大掃除はしたいが合成洗剤はできるだけ使いたくない、そんなお悩みには「ナチュラル洗剤」がおすすめだ。汚れの成分に合わせて使い分ければ、きれいと安心が両立できる。

ナチュラル洗剤とは、アルカリ電解水クリーナー・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸・重曹などのことで、最近は100円ショップやドラッグストアなどでも購入できる。コストパフォーマンスに優れ、一般に売られている合成洗剤よりも環境への負荷が少ないとされている。

ナチュラル洗剤を使う時に着目したいのがアルカリ性と酸性、さらにその強さの度合いだ。アルカリ度が最も強いのが「アルカリ電解水クリーナー」で、「セスキ炭酸ソーダ」、「重曹」の順となる。そして「クエン酸」はその名の通り「酸性」に分類される。

汚れの成分によってこれらを使い分けるが、アルカリ性の洗剤は油とたんぱく質を分解する効果があるのでキッチンまわりの汚れに適している。合成洗剤に使われる界面活性剤は入っていないので、食品を入れる冷蔵庫や電子レンジの庫内の掃除でも安心なうえ面倒な二度拭きも不要だ。

「アルカリ電解水クリーナー」はスプレータイプがあるのでそのまま使えるが、「セスキ炭酸ソーダ」は重曹と炭酸ソーダを混ぜた粉末なので、水に溶かす必要がある。ひと手間かかる印象だが、容器に入れてスプレーとして使用するのはもちろん、洗い桶に溶かして浸け置き洗いもできる。例えば暮れの大掃除のヤマ場とも言える換気扇の場合、「セスキ炭酸ソーダ」を溶かしたお湯に換気扇のパーツを浸けておけば、あのがんこな油汚れも落ちるという。換気扇掃除に成功すれば家族からの感謝もMAXになるに違いない。

また、食品にも使われる「重曹」は食品を調理するフライパンなどの焦げ落としで活躍する。最近はその安心感が見直され、掃除専用の粉末タイプやスプレータイプも出回っている。

最後にご紹介する「クエン酸」は、アルカリ性洗剤で落とせない蛇口の水垢やトイレ掃除で効果を発揮する。こちらも市販の酸性洗剤ほど酸がきつくなく、安心して使えるうえにコストパフォーマンスがいいのが魅力だ。ただし大理石や鉄に使うと素材を痛めてしまうのでそこは注意が必要。また酸がきつくなくても塩素系のものと混ぜると有毒ガスが発生するので“混ぜるな危険!”と認識しておこう。

ナチュラル洗剤とはいえ、掃除はビニール手袋を使うのが基本。素材によっては中性洗剤が適しているものもあるので、取扱説明書を事前にチェックしておきたい。洗剤選びを間違えると、変色や劣化の原因になるので注意が必要だ。

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