Self-improvement 自分磨き
下着で梅雨対策
梅雨はハイテク下着で快適に
さらば、ジメジメ!
ニオイだって気にしない
ダンディズム 2017.06.07
汗をかいた後、下着が肌にはりつく…。梅雨時のあのベタベタ感ほど鬱陶しいものはない。おまけに汗のニオイでまわりに迷惑をかけないようにしなければならず気の抜けない日々が続く。
しかし、そんな悩みから解放されそうなのが夏用のハイテク下着。年々進化を遂げるハイテク下着は男性達の救世主だ。
「COOL BIZ」が提唱されたのが2005年。以来日本の繊維業界は高機能繊維の開発にしのぎを削り、吸汗速乾・接触冷感・通気調節・遮熱断熱など、夏を涼しく快適に過ごすための機能を次々に開発してきた。それまではおじさんの下着として敬遠されていた「ステテコ」が復権したのもこうした背景によるもので、はいた方がより快適に過ごせることが認識され始めたからである。しかも高機能繊維は年々進化を続けているので、少し前の下着と比べても快適さは段違い。生地はより薄く軽くなり、ストレッチ性もアップ。防臭機能や汗じみ防止機能、UVカット機能なども加わり至れり尽くせりだ。さらにシャツから下着のラインが透けるのを嫌うおしゃれな男性に応えるべく、ベージュ色や切りっぱなしで縫い目がない下着なども登場している。
こうした流れは日本のほとんどの下着メーカー共通だが、毎シーズン、メーカーごとに独自性のある商品づくりが進められている。
例えばワコールの“WACOAL MEN”(http://www.wacoalmen.jp/)では、暑さ対策の機能特性をわかりやすく表現した“薄軽爽”というネーミングのインナーを展開している。注目は女性のインナーではよく見かけるようになった“汗とりパッド付きシャツ”だが、同じくワコールの“BROS”(http://www.wacoal.jp/bros/)には、背中やワキの生地に汗が移りにくい素材を使用した汗ジミを軽減する半袖シャツもある。いずれも快適性だけでなくまわりへのエチケットにも配慮しているのが特長で、ワキや背中の汗ジミは男性でも見苦しいと思われる現代社会に対応している。
さらにこうしたエチケット対策以外でも“WACOAL MEN”では 「風を通す」をコンセプトに“Airクール設計パンツ”を発売。ムレ軽減のために汗をかきやすい3カ所にメッシュ状の風の通り穴をプラス。フィット感があるのにムレにくいという理想の快適性を追求したボクサーブリーフだ。
高機能繊維によるジメジメに負けないさわやかさと、汗をかいても動きをさまたげない心地よいフィット感、さらに時代のニーズに対応したユニーク設計など、ハイテク下着は梅雨の季節にその効果を最も発揮するアイテムと言える。
<参考資料/ COOLBIZ TECH - 経済産業省のWEBサイト>
http://www.meti.go.jp/setsuden/archives/seikatsu/2011/docs/coolbiztech/meti_j.pdf