Self-improvement 自分磨き
意外に簡単なベランダ菜園
ベランダで収穫した野菜を食卓へ
これぞ、最高の贅沢!
ダンディズム 2017.03.06
畑はなくてもプランターひとつで始められるベランダ菜園。一見難しそうだがちょっとしたコツをつかめば意外と簡単。収穫直後の野菜には新鮮な旨みが凝縮していて本当に美味!うまくいけば四季を通して新鮮な野菜が食べられるし、何より育てる喜びに日々出会えるのが嬉しい。
ベランダ栽培で一番大切なのは「土」。以前花を育てていた土や、戸建て住宅の庭の土などを使っても野菜は美味しく育たない。土は必ずホームセンターや園芸店で野菜用の培養土(肥料入り)を選ぶのが重要だ。
またプランターも何でもいいわけではなく、浅めのものは葉物、深いプランターは根菜類に向いている。最近はミニサイズのプランターが100円均一の店でも売られているが、浅い分育てられる葉物は種類も限られるのである程度の大きさと深さがあるものをおすすめする。
育てる野菜選びだが、自宅のベランダの日当たりや風通しなどを把握した上で行うのがポイント。種を購入する時は袋の裏に書いてある内容をよく把握し、自宅の生育環境に合うかどうかをチェック。もし日当たりが良くなくても三つ葉やミント、バジルなどちゃんと育つものがあるので気落ちすることはない。
土とプランターが揃ったら昔小学校で習ったように、うまく排水できるよう鉢底石を2~3センチ敷き、買ってきた培養土を入れのだが、この時、根がはりやすいようふかふかに耕しておくのがポイント。あとは種や苗を互いに重なり合わないように間隔をあけて植え付けていく。
種から育てる場合は芽が出て成長し、葉が混み合ってきたら「間引き」を行う。生育の遅れているものや変形しているものを数回に分けて間引きし、元気のいいものだけを残すようにする。
プランターで育てる場合に意外な落とし穴になるのが水のやりすぎ。水をやりすぎるとプランター内の根が酸欠状態になり、病原菌の繁殖や根腐れの原因になってしまう。根にも酸素は必要なので水やりは表面の土が乾いた頃にするだけで大丈夫だ。
また、ベランダ菜園でも害虫の被害にあることがあるので、気になるようならネットで覆っておくと良い。駆除剤もあるが無農薬にこだわりたい人にはネットがおすすめだ。
春はさまざまな野菜を植え付ける時期だが、今から植え付けるのに適した葉野菜をいくつか紹介しておこう。初心者には種からではなく苗(ミニトマト、キュウリ、ナスなど)を購入して育てるとさらに失敗が少なくなる。
●ほうれん草 | 植付 2月下旬~ | 収穫 4月中旬~ |
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●ししとう | 植付 2月下旬~ | 収穫 6月下旬~ |
●ラディッシュ | 植付 3~10月 | 収穫 4~11月 |
●ルッコラ(ロケット) | 植付 3月上旬~6月 | 収穫 4~7月 |
●コマツナ | 植付 3~11月 | 収穫 植付後約1か月 |
●ミニトマト | 植付 3月中旬 | 収穫 7~9月 |
●春菊 | 植付 3月下旬~5月 | 収穫 植付後約2か月 |
●キュウリ | 植付 3下旬~6月 | 収穫 5月中旬~9月中旬 |
●リーフレタス | 植付 4月~ | 収穫 植付後約1.5か月 |
●エダマメ | 植付 4~6月 | 収穫 7~9月 |
●ナス | 植付 4月中旬~6月 | 収穫 6~10月中旬 |
*地域によって時期には差があるので、植え付け前の確認は不可欠