Self-improvement 自分磨き
食べるだけでからだが変わる?
凄いぞ!ヨーグルトの力
ダンディズム 2016.11.08
最近注目の腸内環境。大腸内には100種類以上、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息し、からだにさまざまな影響を与えるらしい。腸内細菌は人によって異なり、ヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品が腸内環境を改善(善玉菌が増え免疫力が高まるなど)する食品として注目されている。しかしヨーグルトは商品によって菌の種類もさまざま。しかも「特定保健用食品=トクホ」のヨーグルトや「機能性表示食品」のヨーグルトなどは使われている菌の種類だけでなく、具体的効能もうたわれていて興味深い。
まず、「トクホ」のヨーグルトをあげてみよう。
- 森永乳業ビヒダスプレーンヨーグルトBB536(ビフィズス菌BB536株)
- 明治ブルガリアヨーグルトLB81(ブルガリア菌2038株/サーモフィラス菌1131株)
- ナチュレ 恵(megumi)(ガセリ菌SP株/ビフィズス菌SP株)
こららはいずれも腸内環境を整えることをアピールしているが、トクホだけあって信憑性は高い。しかも森永乳業ビヒダスプレーンヨーグルトBB536は、自社のホームページに抗アレルギー作用・コレステロール低下作用・骨強度増強作用などの効用もあげている。
次に「機能性ヨーグルト」はトクホのような国の認証ではなくメーカー側が効能をうたっているもの。各メーカーによる厳格な試験のもと確認された効能なので試してみる価値はありそうだ。さらに我々世代が注目すべきは、生活習慣病や加齢による免疫低下に効果が認められていること。
- 明治プロビオヨーグルトPA-3 プリン体の吸収を抑える
- 恵(megumi)ガゼリ菌SP株ヨーグルト 内臓脂肪を減らす
- 森永ラクトフェリンヨーグルト 免疫力を高める
ところで、乳酸菌は生きて大腸まで到達しないと効果がないと考える人も多いようだが、生きていなくても善玉菌を増やすのに役立つものも多く、すべての菌にはあてはまらないそうだ。ただメーカーによっては、生きて届くことをアピールしたものもある。
- 明治プロビオヨーグルトLG21 「リスクと戦う乳酸菌」「胃で生き残る力が強い」
- ダノンBIO BE80 「胃と小腸を生きたまま通過」
また、メーカーが具体的な効果をうたっていないのに、テレビなどからの情報で人気に火がついたものもある。
- 明治プロビオヨーグルトR-1 インフルエンザ抑制
- 明治プロビオヨーグルトLG21 ピロリ菌を減少
昨冬インフルエンザ予防にR-1が効くと話題になったが、腸内環境が十人十色である以上、ヨーグルトを食べる人と菌の相性次第ということだろう。
結局は相性の良い菌が見つかるまでさまざまな種類を食べることが重要なのだ。毎日100g~200g以上を1週間食べ続けた結果、便の状態が良くなり、臭いも少なくなればまずは相性OKということらしい。
それとこれからの季節はおなかを冷やさないよう、電子レンジで人肌程度にあたためてから食するのがおすすめ。少しあたためることで菌がより活性化し効果もアップする。
食べるタイミングは朝や夕食後など諸説あるが、とにかく自分が続けやすいことがベスト。ヨーグルトと一緒に善玉菌のエサになるオリゴ糖を食べるとより効果も上がる。オリゴ糖はリンゴやバナナなどに多く含まれているほか、シロップとしても売られている。
実際ヨーグルトを長く食べることで、便秘が解消し、花粉症が軽減され、コレステロールが下がったという体験談は多い。とにかくいろいろ試してみて長く続けること、これに限る。