しかしこれらの衣類は合成繊維が主流。スポーツウェアはまだしも下着となると肌に触れる感触がしっくりこないという人も多いようだ。最近増加傾向にある敏感肌の人ならなおさらだろう。

そうなると昔ながらの綿100％の下着が一番だが、難点は汗は吸うがなかなか乾かないこと。外から帰ってきてエアコンのきいた室内に入った時に感じるあのひんやり感……、これはかなり不快だ。

しかしこうした綿素材のデメリットに対応すべく、日本のメーカーはすでに綿100％でありながら、速乾性の高い下着を開発しているのをご存知だろうか。例えばワコールの場合「超長綿」と呼ばれる高級綿素材の中でも特に繊維長の長いものを厳選し、カシミヤよりも細い繊維を紡いだ糸を使用することで、さらりとした肌ざわりと汗をかいても素早く乾く機能性を実現。さらに特殊加工を施し、ひんやりと涼しい接触冷感や通気性もプラスしている。価格は¥4,860(税込)～とやや高めだが、これ一枚で嫌なジメジメが軽減されるならトライしてみる価値はある。

これ以外でも各下着メーカーがさまざまな機能特性をプラスした綿100％の下着を次々に発売しているので、一度売り場に出向くことをおすすめする。中には抗菌防臭機能を謳ったものもあるから要チェックだ。