Self-improvement 自分磨き
中高年こそ筋肉が必要!
今年から始めよう、スローな筋肉トレーニング!
ダンディズム 2016.2.10
「サルコぺニア」をご存じだろうか?高齢とともに筋肉量が減少していく加齢の現象のことで、25~30歳頃からすでに始まっているというからゾッとする。
誰でも年齢を重ねることで立ち上がったり階段を上ったりが大変になるが、だからといってからだを動かさないでいると筋肉が落ちて体重が増加。さらに体重が増えることでますますからだを動かさなくなってしまう。こうした悪循環が膝などの不調の原因にもなり、QOLはどんどん低下。“ぴんぴんコロリ”が理想 と言われるが、そのためには努力も必要なのだ。幸い人はいくつになっても運動次第で筋肉量をアップできることがわかってきたので、長く続けられる運動を今のうちに見つけておきたい。
とは言っても中高年が若い頃と同じ運動をするのは禁物。からだを痛めてしまっては本末転倒だ。
これまで運動らしい運動をしてこなかった人におすすめしたいのが「スロートレーニング」。軽めの負荷でゆっくりと動作を続けるトレーニング法のことで、例えばスクワットの場合、完全にしゃがみ込む前に再び立ち上がり、完全に立ち上がる前に再びしゃがみ込む動作を、3~5秒でしゃがみ、3~5秒で上げるのゆっくりとしたテンポで繰り返す。要は軽めの負荷で筋肉の緊張を長い時間持続させるのがポイントだ。
また、最近注目されているのが「スロージョギング」。これは疲労がたまりにくいとされる歩く位の速さで行うジョギングのこと。歩く位の速さとは言っても、足腰には適度な負荷がかかるのでサルコペニアには効果大。しかもこんなにスローなのに生活習慣病や脳機能の改善にも効果があることがわかっている。しかし、最大の魅力はジョギング後の爽快感。いい意味でクセになる運動と言える。こちらは一日15分が目安だが、最初は5分ずつ一日3回でもOK。長く続ければアンチエイジング効果はもちろん、再び元気を取り戻す人も多いようだ。