Self-improvement 自分磨き

妻を喜ばせるため?ではなく、
自分が食べたいもを作る、それが「男の料理」

ダンディズム 2015.10.

「今夜は何が食べたい?」妻がそう訊いたのも今は昔。近頃は「あなたが食べたいものではなく自分が食べたいものを作る、それが料理をする人間の特権!」などと言われ、いつしか自分の好物が食卓に並ばなくなった。夫婦の好物に接点がなければ、これはなかなかの不幸と言える。

こうなると必要なのは発想の転換。料理をすれば妻が喜ぶというが、そんな下心は不要。自分が食べたいものは自分で作る、それで十分だ。レシピさえあれば誰にでも料理はできる、そこを体験してほしい。しかもネットで探せばレシピサイトはかなりの充実ぶりだ。

例えばあの“クックパッド”(http://cookpad.com)には、男が投稿したレシピや「男の料理」なるコンテンツがあるし、歴史あるNHKの料理番組「きょうの料理」で紹介したレシピが検索できる“みんなのきょうの料理”(http://www.kyounoryouri.jp)。さらには食品メーカーが開設したサイトなど数えればきりがない。しかも使いたい素材を入力すれば即座にレシピが検索できる便利なサイトだってある。

レシピを検索したら食べたい料理をピックアップするのだが、このとき自分の技量にそぐわない高見を目指すのは禁物。妻を見返してやろうなどと思ったら大抵失敗する。

それと絶対に軽く考えてはいけないのが後かたづけ。キッチンを散らかしたままにしていたら、妻はもう二度と料理をさせてくれない。「片づけぐらいしろよ」なんて言ったら……考えただけでも恐ろしい。

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