例えば男の下着。どこのメーカーにも何十年も変わらない売れ筋の下着があるというから、男のこだわりはかなりのもの。もちろん品質が良いから買い続けるのはわかる。が、下着はここ数年で驚くほど進化しており下着イノベーションの時代なのも事実だ。

特にイノベーションが顕著なのが使われている素材。例えば日本の四季に対応した快適性重視のもの、夏なら吸汗速乾・接触冷感・高通気性、冬なら発熱や保湿機能などがある。さらには抗菌・消臭機能などエチケットに配慮したものもあり、まさに至れり尽くせりなのだ。

またパンツ一枚をとっても、ブリーフ、ボクサー、トランクス、ビキニ、Ｔバックなどデザインは多彩で色や柄も実にさまざま。かつてはランニングシャツが主流だったが、今は半袖やスリーブレス、襟も丸首やU首以外にVネックも登場。しかも、ワイシャツから透けないようベージュカラーなんていうのもある。

こだわりも大事だが、そのために日本の技術とセンスの粋を集めた下着を体験しないのはもったいない話。妻にまかせはやめて、一度は自分で売り場へ出向いてみたいものだ。